本日は、新嘗祭並びに神宮大麻頒布始奉告祭を、関係者参列のもと斎行しました。
新嘗祭とは、秋の稔りをはじめ私たちが自然の恵みをいただいて命を繋いでゆけることに感謝を捧げるお祭りです。
日本人が食前に「いただきます」食後に「ごちそうさま」と食事に対して手を合わせることには、穀物や野菜、野山の果実や動物たちの命をいただくことに対して、都度感謝の思いを新たにする形の現れなのです。
神宮大麻とは、伊勢に鎮座する神宮のお神札です。
伊勢の神宮には天皇家の祖先、天照大神をおまつりしています。天照大神は太陽のように日本の国をあまねく照らす神さまとして信仰されており、そのお札が地域の神社を介して土地の神さまのお札とともに各家庭にお頒ちされることで、家庭に地域の神さまと日本の国の神さまをお迎えすることになります。


みなさまもぜひ、日々いただく食物への感謝に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。