オカメちゃんのものがたり

オカメ
オカメ

千栗八幡宮の名誉広報部長、オカメです

それは令和2年3月31日の出来事からはじまりました。

その日宮司が外を眺めていると、白い鳥がすごい勢いで境内の中を飛び回っていました。その背後からは、二羽のカラスが後を追いかけていて、白い鳥は今にもつかまりそうになっています。

「あっ、やられた!」
ちょうど本殿前でお参りしていた人も、頭上でカラスにつかまりそうになっている鳥の様子に思わず声をあげました。
白い鳥は大きく羽を広げて本殿の前まで飛んできて、そのまま本殿の中に飛び込みました。二羽のカラスは本殿の中まで追いかけることはせず、近くの木の枝に止まってジッと本殿を眺めています。

禰宜がやってきてカラスを追い払った後、宮司が本殿の中に入ってみると、白い鳥が本殿の奥の隅にうずくまるようにしています。
神饌のおさがりのお米の粒を手に乗せてそっと近寄ってみると、その白い鳥は宮司の手にちょんと乗り、そのままトントンと腕を伝って肩にとまりました。
白い鳥を肩に乗せて本殿を出て社務所へ戻りましたが、カラスはもう宮司の肩の鳥を襲うことはありませんでした。
調べてみると、その白い鳥はオカメインコという種類のようです。
迷い鳥として警察に届けたり飼い主を探してみましたが、飼い主が見つからないまま預かり期間が過ぎ、オカメインコはそのまま神社の社頭でみなさまをお迎えするようになり、オカメちゃんと呼ばれるようになりました。
千栗八幡宮は、壬生春成が山に狩に出掛けた際、弓の上に鳩が止まった晩に御神託を受けて創建されたという縁起があります。
オカメちゃんの来訪はまるで、その縁起の再来のようでした。
広報部長 オカメ
広報部長 オカメ

広報部長の名刺をつくってもらいました。

オカメちゃんのお守りがあったらいいのでは、という御意見をいただき、ちょうど神社創建から千三百年の節目が近かったことから、記念事業の立ち上げとしてお守りを奉製する運びとなり、宮司の娘がデザインして、オカメちゃんのお守りが完成しました。
神社のアイドル鳥として佐賀テレビなどに取り上げられる機会などもあり、オカメちゃんに会いに神社を訪れてくださる方も少しづつ増えてきました。
幸守

幸守しあわせまもり
カラスに追われるという難を逃れ、神社の社頭で多くの人に愛されたオカメちゃん。
神様に守られ、自力で幸せをつかんだ縁起をこめたお守りができました。

初穂料1200円
(御創建千三百年奉賛金300円以上のお志を合わせて1500円以上で受けていただいた方には、オカメちゃんからの御礼カードを別途差し上げております。)

神社の社頭で、訪れたみなさまを笑顔にしてくれたオカメちゃん。
もともと神社にやってきたときには成鳥で人にもあまり慣れておらず、それほど若くはありませんでしたが、3年と7ヶ月が過ぎた令和5年10月28日に神社にて天寿を全ういたしました。
オカメ
オカメ

神社での3年7ヶ月、会いにきてくれたり、声を掛けてくれたり

可愛がってくれて嬉しかったです。

ありがとうございました。

広報部長 オカメ
広報部長 オカメ

もう社頭にボクはいませんが、これからはホームページの

マスコットキャラクター、名誉広報部長としてがんばります。